腹帯と安産祈願の豆知識|持ち込む理由は?使い終わったらどうするの?
腹帯を持ち込むと一緒にご祈祷してもらえる
自宅で使っている腹帯があったり、家族からもらった腹帯がある場合、安産祈願のご祈祷に持ち込むと、一緒にご祈祷してもらうことができます。安産祈願にご利益のある神さまに、腹帯を見ていただき、安産を願う自分たちの気持ちを充分に聞いていただくことで、より安全で速やかなお産になることを祈念します。
神社によっては、ご祈祷に持ち込めるのは神社で購入した腹帯だけということもありますので、事前の予約の際にその是非を確認しておいてください。
神社・寺で販売している腹帯は「岩田帯」が多い
安産祈願にご利益があるとして人気の高い神社や寺院では、腹帯を購入できる場合があります。その際、その名称さえ違っても、ほとんどが「岩田帯」であることが多いのはなぜなのでしょうか。
歴史や由緒ある神社では、昔ながらのものを大切にする傾向があります。腹帯という日本特有の風習を、昔ながらのかたちで残し、次世代に伝えていくというのも、神社や寺院の大きな役割。そうした役割を私たちもしっかり理解し、子どもへの愛情がいかに表現されてきたかをかみしめながら、腹帯を使っていきましょう。
使い終わった腹帯の処理の方法
無事出産を終え、不要になった晒の腹帯をどのように処理すればよいのかを悩む方も多いのではないでしょうか。
一度神さまのご祈祷を受けたものだけに、処分してしまうのも気がひけるけれど、ずっと手許においておくわけにもいかないとお悩みの方におすすめしたいのが、腹帯のさらしを赤ちゃんの小物に作り直すこと。もともとは晒布一枚の腹帯。どのようにでも作り変えることができます。肌に心地よい素材で、赤ちゃんの敏感な肌にもぴったり。さまざまな活用方法がありますので、ぜひトライしてみてください。